【徹底解説】台北賃貸物件探しの極意超まとめ!

Last Updated on 25 4 月, 2025 by [email protected]

台北という都市は、何千万もの若者たちの青春を背負っています。いつの頃からか、「北漂(台北に流れ着くこと)」という言葉と「賃貸」が密接に結びつくようになりました。台湾で賃貸住宅に住んだ経験がある人も少なくないのではないかと思います。Home Sweet Homeのメンバーもまたその経験者のうちの一人です。我々はベテランの”北漂賃貸族”として、台北での賃貸物件探しがいかに難しく、避けるべき落とし穴がどれほど多いかをよく知っています。

HSH幹部Kevin何度も引っ越しをし、数多くのアパートに住んできた経験があり、台北の賃貸でさまざまな問題に直面してきました。屋上増築の家が取り壊されたり、悪質な大家に遭遇したり…ゴキブリが大量発生するほど汚いアパートに住んだこともあります。「賃貸のあらゆる落とし穴を踏んできた男」という称号が自分にピッタリだと思っています。

HSH幹部Vicky賃貸のベテランで、賃貸生活を始めたのはアメリカ留学時代から。お金を節約しようと、クラスメイトたちとルームシェアを選びました。しかし引っ越してたった1か月でルームメイトが恋に落ち、急に同棲を始めて姿を消してしまったんです。残されたのは困惑した自分と、どう対処すればいいかわからない長期の賃貸契約でした。

HSH幹部Jason海外で2人の親友とガレージを借りて住んだという奇妙な経験があります…

今回の徹底解説では、台北の賃貸に関する大小さまざまな注意点を、みなさんのために一つ一つ整理しました!きっと台北で賃貸住宅を探す皆さんの役に立つはずです。私たちが過去に踏んだ数々の落とし穴を皆さんがうまく避け、台湾でストレスのない賃貸体験ができることを願っています。

たとえば、内見の経験がある友達を連れて行くと、あなたが気づかなかった問題を代わりに見つけてくれるかもしれません! また、詐欺を企んだり、アパートの問題を隠そうとする悪い大家に遭遇するのを防ぐためにも、第三者の意見があるととても安心ですね。

悪質な大家にご用心

台湾人が引っ越しをする主な理由の一つは、悪質な大家との遭遇です。もしあなたの大家が、追加の水道費や光熱費を請求してきたり、あなたのプライバシーを侵害したり、契約で定められた通りに家電製品を修理・交換してくれなかった場合、あなたは引っ越しを考えることになでしょう。このような事態を避けるために、契約を結ぶ前にこれらの問題についてしっかりと話し合うことで、台北での賃貸生活において不快な思いをすることがないよう対策をしましょう。

周りの住人を把握する

これも多くの人が引っ越しをする主な理由の一つです。中には本当に厄介な住人もいます。ゴミやリサイクル品を溜め込む住人には注意が必要です。あなたの生活環境に蚊や虫を大量発生させたり、悪臭の原因になったりする可能性があります。もし機会があれば、大家さんにあなたの住む階や建物にどんな人が住んでいるのか聞いてみましょう。単身の会社員が良いのか、学生でも許容できるのかなど、希望を伝えてみましょう。もし多くの人と一つのフロアに住む場合は、間仕切りの材質を確認し、十分な防音性があるか確認するといいですね。さらに、住人に変わった習慣がないかも聞いてみましょう。例えば、共用のリビングで裸でテレビを見る、共用スペースを掃除しない、などなど…住人に関する情報をできる限り多く手に入れることで、より快適な賃貸生活を送ることができるでしょう。

費用篇

プロパンガスvs.都市ガス

プロパンガス(桶裝瓦斯)の場合は、費用が高くつくことに注意が必要です。私の経験では、台北で二人暮らしの場合、一ヶ月でボンベ一本を使い切ることがあります。しかも、ガスを注文して自宅まで配送してもらう必要があり、かなり割高です。

よって、都市ガス(天然氣/天然瓦斯)を使用する方が経済的と言えます。

電気料金

台北で賃貸物件を探す際は、独立メーター(獨立電錶)が付いている物件を選ぶことをお勧めします。共用メーター(共用電錶)の場合、使用量に関わらず全員で電気料金を均等に負担しなければなりません。多くのシェアハウスでは、1kWhあたり5台湾ドルという高い料金設定になっていることが多いです。もし大家さんが電気料金は固定だと言う場合は、あなた専用のメーターがあるかどうかを確認する必要があります。なぜなら、大家さんがその過程で利益を得ている可能性が高いからです。

また、独立メーターの位置を確認しておくことも重要です。そうすることで、自分の電気使用量を正確に把握できます。台湾電力公司(台電)から2ヶ月ごとに請求書が郵送されてきます。大家さんを通して余分な手数料を支払う必要がないので、賃料を抑えることができますよ。

通信費(WiFi、テレビ)

WiFiとテレビのセットが通常月額1000台湾ドル程度で提供されています。しかし人によっては、台湾のテレビ番組を見たくない場合や、海外のスポーツチャンネルを見たい場合もあるでしょう。もしテレビが不要で、費用を抑えたいのであれば、スマートフォンのインターネット回線を利用したり、無制限のインターネットSIMカード(月額約400台湾ドル)を購入してWiFiに接続したりする方法があります。ただし、超高速インターネットが必要な場合は、有線LANの契約が必要になるかもしれません。注意点として、例えば中華電信のような通信事業者で契約をすると、引っ越しのたびに500台湾ドルの移転手数料が請求されます。頻繁に引っ越しをする場合は、この費用がかさむ可能性があります。また、地方によっては高速インターネットの利用が難しい場合があります。また、大家さんによっては賃貸物件にインターネットとテレビのサービスを付帯している場合がありますが、大家さんが追加料金を得ている可能性があるので、契約前にサービス内容と料金をしっかり確認しましょう。

管理費

台北では、しっかりしたマンションになると、建物の入口に警備員が配置されていることがあります。こうした物件では、住人全員が毎月「管理費」を支払う必要があります。中にはかなり高額な管理費もあるので、物件選びの際にはその点も要チェックです。警備員がいるメリットとしては、防犯面だけでなく、不在時の荷物の受け取りや、ゴミ出しのサポート(物件によって異なります)なども挙げられます。

リスク篇

火災

台北の賃貸物件の中には、違法な建築構造や、木の板で仕切っただけの狭い部屋、古くなった電気設備など、火災の危険サインが見られることがあります。命の危険や、大切な財産を失うリスクを冒してまで、そんな物件に住むべきではありません。安全第一で、物件選びは慎重に行いましょう!

一酸化炭素中毒

現在、台湾の賃貸住宅では一般的にガス給湯器が使われており、一酸化炭素中毒はよくあるトラブルのひとつです。給湯器が屋外の開放空間に設置されているか、もしくは外に排気できるパイプが付いているかを必ず確認しましょう!さらに、一酸化炭素警報器が正常に作動するかも重要なチェックポイントです。安全のためにも、一酸化炭素対策が不十分な物件は避けるようにしましょう。

屋上違法増築物件

屋上違法増築物件は通常のアパートよりも家賃が安い場合が多いですが、安全面で大きな問題があります。建築基準に沿っていないことが多く、多くはトタン屋根で、夏はとても暑く、雨の日は騒音がひどいです。また、水道・電気代が階下と共有になっているケースが多く、一般的なアパートの2倍近くになることもあります。さらに、こうした物件は違法建築として突然政府に取り壊される可能性もあるため、住まないことをおすすめします。

環境・設備篇

最上階の物件

夏になると、マンションの最上階はとても暑くなりやすいです。熱気は下から上に上がるため、最上階は特に冷えにくく、空調効率も悪くなります。ただし、寒い冬には逆に暖かさを感じやすいというメリットもあります。

日当たりの強さ

台北の賃貸物件では、コンクリートの壁が熱を吸収しやすく、なかなか冷めません。もし窓が多かったり、日中ずっと太陽が当たるような部屋だとすれば、外出中に室内が熱くなりすぎて、帰宅後もなかなか涼しくならない…なんてことが起こりえます。つまり、エアコン代が余計にかかる可能性があるということです。一方で、冬は暖かさをキープできるというメリットもあります。特に台湾のアパートには基本的に暖房がないので、大きなメリットになりますね。

交通の利便性

MRT(捷運)やバス停、主要道路に近いかどうかも重要です。もし近くになければ、毎日の移動でかなりの時間を費やすことになってしまうかもしれません。とはいえ、台北の賃貸物件の多くはバス停が近くにあり、どの街角にもコンビニがあるので、生活自体は便利で快適です。

駐車スペース

台北にある古い賃貸アパートの多くはそもそも駐車スペースがないことがほとんどです。特に電気自動車用の駐車スペースはかなり数に限りがあります。もし中心地に住むのであれば、基本的に無料の駐車スペースは無く、月額4000台湾ドルほどかかることもあります。もし将来車の購入を検討しているのであれば、こういった点に注意することも必要です。

騒音問題

事前に周囲の環境を確認することも非常に重要です。物件が繁華街や駅、夜市、お寺の近くにある場合、騒音が気になる場合があります。特に台湾のお寺では不定期でパレードや花火が行われることも!生活に影響が出る可能性もあるので、もし音に敏感なタイプであれば、静かな住宅街への引っ越しを検討したほうがいいかもしれません。

家具・家電付き物件

最近はリノベーション済みかつ家具付きの物件が増えてきており、わざわざ家具を買いに行く必要がなく便利です。しかし家賃はその分少し高めになる傾向があります。台湾のアパートは、基本的にエアコンや家電がついていることが多いですが、もしエアコンがない場合は購入を検討してください。なぜなら台湾の夏はどこに住んでいてもとても暑いからです。
また台湾には、ベッド、ドレッサー、洗濯機、給湯器、ガスコンロ、エアコンは付いていても、冷蔵庫やキッチン(調理スペース)が無いという物件も多くあります。こういった点にも注意しながら物件を探しましょう。

雨漏り

台湾では、古い建物や構造に問題がある物件では、雨が降ると雨漏りすることがあります。雨漏りする物件かどうか知りたい場合は、雨が降っているときに内見に行くという方法が最も簡単です。たとえ室内に雨漏りが無かったとしても、共用の階段や廊下に雨漏りが見られるようであれば、再度検討する必要がありそうですね。

壁のカビ

台湾は蒸し暑いので、壁にカビが発生したり、家具や物がすぐにカビてしまうことがあります。こうした場合にはカビや細菌などの微生物も繁殖しやすく、生活の質にも大きく影響するでしょう。賃貸物件に住む際は、エアコンの除湿機能を活用するなど、こまめな除湿をこころがけるなどして対策することがとても大切です。

ベランダ

ベランダ付きの物件はいいですね!洗濯物を洗ったり干したりするスペースができるので非常に便利で使い勝手がいいです。洗濯機を浴室に置いて使っている物件もありますが、壊れやすくなるのでお勧めはしません。

ゴミ収集のルール

アパートに警備員やゴミ収集の担当者がいない場合、自分でゴミ出しをする必要があります。ゴミ収集車の時間は地域によって異なります。台北と新北では、リサイクルゴミ、生ゴミ、一般ゴミの分別が必要なうえに、市政府指定の専用ゴミ袋を使用する必要があります。また先ほども触れましたが、台湾は湿気と暑さで物が腐りやすいため、生ゴミはすぐに腐って臭いや虫が発生する原因になります。毎日ゴミを出すのが難しい場合は、臭いが出にくい場所に生ゴミを保管するなどの工夫が必要かもしれません。

その他の注意事項

賃貸仲介手数料

もし仲介業者を通じて賃貸契約を検討しているのであれば、契約時に仲介手数料が発生することを理解しておく必要があります。通常半月分の家賃が必要です。

修理の責任

もしアパート内の設備が故障したにもかかわらず、大家さんが修理してくれない場合、自分で業者を呼んで対応しなければならないことがあります。その場合、点検費や修理サービス料などの費用がかかることも想定しておきましょう。家電などあらかじめ備え付けられている場合は、故障時の修理費用がどちらにあるかを契約書に明記しておくことが重要です。

ネット上の詐欺物件にご注意!

台北の賃貸では、ネット上に偽の物件情報が出回っていることも少なくありません。もし掲載されている物件に室内の写真がなかったり、内容が良すぎて信じがたい場合は、まずはオーナーに電話して詳細を確認することをおすすめします。また、過去に物件内で死亡事故や不幸な出来事があった場合は、法律上あらかじめ説明する義務があります。とはいえ、オーナー側がそれを隠そうとする可能性もあるため、事前確認はとても重要です。

一番大切なのは、絶対に自分の目で物件を見に現場に行くこと!

台北の賃貸について何かご質問があれば、是非いつでもお気軽にHome Sweet Homeまでお問い合わせください!専門スタッフがあなたの不安や疑問をしっかりとサポートします♪

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