Last Updated on 8 4 月, 2025 by hello@hshsharehouse.com
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台湾北部の霧に包まれた山々にひっそりと佇む九份老街は、歴史・文化・グルメが見事に融合した観光地として有名です。ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界を彷彿とさせるとよく言われる、詩情あふれるこの小さな山あいの町は、台湾のローカルな魅力を体感したい旅人にとって、今や欠かせない訪問地となっています。
台北から車でわずか1時間。九份は、忙しい現代都市の喧騒を離れ、どこか懐かしく、そして夢のような世界へと誘ってくれる“時をめぐる旅”の目的地です。かつては金鉱で栄えたこの町は、今では台湾の豊かな歴史を物語る、活気あふれる文化的ランドマークへと生まれ変わりました。
九份の特別な魅力は、その多様性にあります。
伝統的な建築が好きな方は趣ある古い街並みが楽しめ、グルメな方はバラエティ豊かな屋台料理を心ゆくまで味わうことができます。さらに風景を楽しみたい方は、太平洋を望む壮大な景色を堪能することができますよ。
歴史に興味がある方も、写真撮影が好きな方も、台湾ならではの文化に触れたい方も、九份はきっと想像以上の素敵な思い出を残してくれること間違いなし!
九份の簡単な歴史紹介

九份の物語は、清朝時代にまでさかのぼります。当時、この地はわずか九戸しかない小さな山あいの村にすぎませんでした。「九份」という名前は、村人たちが物資を分け合う際、いつも九つに分けていたという習慣に由来しています。19世紀末、金の発見をきっかけに九份は急速に栄え、活気あふれる鉱山の町として発展しました。日本統治時代にはさらに発展を遂げ、町並みや建築には台湾と日本の特徴が融合された独特のスタイルが見られるようになりました。その後、鉱業が衰退するとともに九份も一時は静まりましたが、やがて観光地として生まれ変わり、その歴史と個性あふれる魅力が、今では多くの旅行者を惹きつけています。
九份老街が有名な理由とは?

九份老街を歩いていると、台湾ならではの伝統的な軽食やユニークな手作り雑貨、雰囲気たっぷりの茶芸館など、さまざまな魅力に出会えます。また、町全体を見渡せる絶景スポットがあちこちにあり、九份ならではの美しい景色も楽しめます。にぎわう通りをぶらぶら歩けば、蒸籠から立ちのぼるアツアツの肉まんの香りや、もちもちのタロイモ団子スイーツの甘い香りがふわっと漂ってきて、つい何度でも味わいたくなってしまいます。歴史を感じる石畳の町並みは、赤い提灯が飾られていてとても風情があり、特に夕暮れから夜にかけては、まるで映画のワンシーンのような幻想的な雰囲気に包まれます。
九份老街は、この山あいの町の中心ともいえる場所です。入り組んだ細い路地を歩いていると、台湾らしさがぎゅっと詰まった風景に出会えます。昔ながらの工芸品、美味しそうな屋台グルメ、そして目の前に広がる雄大な山の景色――そんな魅力がひとつに詰まったこの街並みは、まさに五感で楽しむ場所。九份を訪れた人にとって、きっと忘れられない特別な体験になるはずです。
昼と夜でこんなに違う!九份の魅力を時間帯別で楽しむ
九份は昼と夜で異なる魅力があるんです!


昼の九份
昼間の九份老街はとてもにぎやか!通りにはさまざまな屋台グルメや手作り雑貨、お土産が並びます。この時間帯には、山の景色を楽しんだり、お寺を訪れたり、黄金博物館などを巡って九份の歴史をじっくり学ぶこともできますよ。
夜の九份
夕日が沈む頃になると、九份は一気に雰囲気が変わり、どこか幻想的でロマンチックな空気に包まれます。赤い提灯の灯りが街を照らし、まるで夢の中にいるような気分に。夜の九份は、訪れるならぜひ楽しんでほしい時間帯。阿妹茶樓でお茶を飲みながらのんびり過ごしたり、提灯が灯る風景を写真に収めたりと、心に残る美しいひとときがきっと見つかるでしょう。
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』九份がモデルになったってほんと?

九份の雰囲気は、よくジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界を思わせると言われますが、実はこの映画は九份をモデルにしているわけではないんです!宮崎駿監督も、「九份は映画の舞台の参考にしていない」とはっきり語っています。
それでも、赤い提灯が並ぶ細い路地や、坂道が続く街並み、日本風の雰囲気がある阿妹茶樓などは、映画の世界観ととてもよく似ているので、多くのファンが自然と映画の世界観と九份を重ねてしまうんでしょうね。それでなくても、九份にはまるで物語の中にいるかのような、不思議で夢のような魅力があります。まさに『千と千尋の神隠し』の世界に入り込んだような体験ができる場所なんです!
九份に訪れるベストな時間帯は?
九份は一日中訪れることができますが、多くのお店や茶館の営業時間は午前10時から午後8時ごろまで。一部の飲食店は少し早めに閉まってしまうので、夜に訪れる方は、提灯が灯り始めるロマンチックな時間帯までゆっくり過ごす方が多いようです。混雑を避けたい場合は、午前中や夕方5時以降がオススメですよ!
必見!九份の観光スポット6選
九份には見逃せない歴史と文化のスポットがたくさんあります。ここではその一部をみなさんにご紹介します。
阿妹茶樓

市下巷にある「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」は、九份を代表するランドマークのひとつです。日本風の木造建築には、かつて鉱山の町として栄えた時代の面影が色濃く残されています。赤い看板と提灯に照らされた階段はとても印象的で、思わず写真を撮りたくなる雰囲気。多くの観光客の方々がここで足を止めて撮影を楽しんでいます。阿妹茶樓は、映画『悲情城市』のロケ地として知られるほか、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』に登場する湯屋に雰囲気が似ていると話題になり、海外からの観光客や写真好きにとっても人気の“映えスポット”となっているんです!
茶樓の中に入ると、台湾の高山茶のさわやかな香りがふわっと広がり、丁寧に用意されたお茶菓子と一緒にゆっくり味わうことができますよ。時間帯関係なく、茶樓の外に広がる山と海の景色はまるで一枚の絵のように美しく、休憩にも写真撮影にもぴったりの観光スポットです。
- 住所:新北市瑞芳區市下巷20號
- 営業時間:月~金 11:00-21:00;土日 10:00-22:00
黃金博物館

2004年11月に一般公開されて以来、黄金博物館は「エコミュージアム(生態博物館)」の理念のもとに運営されており、台湾で初めて、歴史・文化・自然が融合した博物館として注目を集めています。館内では、九份の金鉱採掘の歴史を学べる展示のほか、実際に触れることができる、なんと重さ220キロの巨大な金の延べ棒も展示されているんです。また、金箔入りのコーヒーやアイスクリームが楽しめるカフェも併設されており、見学の合間にちょっとした楽しみを味わうことができますよ。
- 住所:新北市瑞芳區金光路8號
- 営業時間:土日および台湾の祝日9:30-18:00
昇平戲院

1934年に建てられた昇平戯院(しょうへいげきいん)は、バロック様式の建築とU字型の座席配置が特徴で、九份の歴史的な宝のひとつとされています。かつては台湾初期の映画上映が行われていた場所で、現在もその懐かしい雰囲気が色濃く残されており、九份の歴史を感じるうえで外せない見どころのひとつです。
- 住所:新北市瑞芳區輕便路137號
- 営業時間:月~金 9:30-17:00;土日 9:30-18:00
黃金瀑布

黄金の滝は、瑞芳(ルイファン)の金水公路沿いに位置し、金色に輝く岩肌を流れ落ちる独特な水の色で知られています。この不思議な色は、かつての鉱山開発で生じた硫化物が雨水と反応して酸化したことによるもので、特に曇りの日にはより一層迫力ある景観を楽しめますよ。ただし、滝の水には毒性や酸性成分が含まれているため、鑑賞のみとし、直接触れないようご注意くださいね!
- アクセス方法
- バスをご利用の場合:九份から856番、826番、または891番のバスに乗り、「黃金瀑布站(黄金の滝)」バス停で下車します。
- お車でお越しの場合:「黃金瀑布站(黄金の滝)」とナビに入力してください。週末は駐車スペースが限られているため、早めの到着をおすすめします。
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陰陽海

陰陽海(いんようかい)は、金色と深い青色の海水が入り混じる独特な景観で知られています。この不思議な現象は、金瓜石(ジンクアシー)山中に含まれる黄鉄鉱から溶け出した銅や鉄のイオンが海水と反応することで起こり、海面に金色と青色のグラデーションが生まれるのです。その美しさから、「大自然のパレット(調色盤)」とも称されているんです。
台2線の分かれ道、左は基隆、右は宜蘭へ向かうその場所に、まっすぐ海へと続く一本の道があります。晴れた日には、青い海が太陽の光を受けてキラキラと輝き、まるでアニメ『スラムダンク』のワンシーンのよう。その美しい風景から、「小さな鎌倉」と呼ばれるようになり、多くのファンが写真を撮りに訪れる人気のスポットになっています。
- アクセス方法
- バスをご利用の場合:九份から856番または826番のバスに乗り、「水湳洞(シュイナントン)」バス停で下車します。
- お車でお越しの場合:「陰陽海」とナビに入力してください。
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南雅奇岩

南雅奇岩(ナンヤーチーイェン)は、海に削られた砂岩や雄大な断崖で知られています。アイスクリーム岩、タケノコ岩、アザラシ岩などユニークな岩の形が有名で、写真家や自然愛好家に人気のスポットです。早朝や夕方には、太陽の光に照らされた奇岩たちがより一層美しく、幻想的な雰囲気を楽しめますよ。
- アクセス方法
- バスをご利用の場合:九份から856番・826番・891番のバスに乗り、「南雅奇岩」バス停で下車します。
- お車でお越しの場合:カーナビで「南雅奇岩」と入力してください。
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必ず食べてほしい!九份グルメ:台湾の味覚をめぐる冒険の旅

九份はまさにグルメの楽園!
ここには台湾ならではのご当地グルメがずらりと並び、伝統と創意が融合した味わいは、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。老街(ラオジエ)をぶらぶら歩くだけで、特に計画を立てなくても、次から次へと魅力的な屋台グルメに出会えます。お店は小さくて個性的な屋台や食堂が多く、座席は少なめですが、なかにはバルコニー席があるところも。そこでは、美味しい料理を楽しみながら九份の景色をゆっくり眺めることができます。
ここからは、九份老街でぜひ味わってほしいおすすめグルメをご紹介します!
芋圓 & 地瓜圓


九份を代表する名物スイーツといえば、やっぱり「芋圓(ユーユェン)」!
もちもちとした食感がたまらないこのタロイモ団子は、温かくしても冷やしても美味しく、甘いシロップに加え、あずきなどのトッピングと一緒に楽しめます。初めて味わうなら、「賴阿婆芋圓」や「阿柑姨芋圓」がおすすめ。どちらも手作りの芋圓が楽しめる有名店で、実際に作っている様子をその場で見られるのも魅力のひとつです!
草仔粿


この伝統的な軽食「草仔粿(ツァオザイグォ)」は、もともと閩南(びんなん)地方に由来し、中元節や清明節などの祭事で供え物として使われてきました。ヨモギともち米を混ぜて作った弾力のある緑色の皮に、千切り大根やあんこを詰めたもので、素朴ながら香り豊かでもちもちとした食感が楽しめます。草仔粿は祭祀文化を今に伝える一品でありながら、最近では日常のおやつとしても親しまれるようになっています。本格的な草仔粿を味わってみたい方には、「阿蘭草仔粿」がイチオシ!九份でも人気のお店です。
花生捲冰淇淋


九份老街で大人気の花生捲冰淇淋(ピーナッツロールアイス)は、「阿珠雪在燒(アージュー シュエザイシャオ)」というお店が特に有名で、平日でも週末でもいつも多くの人が列をつくる人気ぶりです。この台湾の定番スイーツは、注文を受けてからその場で作ってくれるのが特徴で、店主がピーナッツ飴を削る香ばしい音と香りが食欲をそそります。春巻きの皮で削りたてのピーナッツ飴とアイスクリームを2玉包み、仕上げに香菜(パクチー)をふりかけてくるっと巻いた、片手で気軽に楽しめる絶品スイーツです!
魚丸湯


「魚丸伯仔(ユーワンボーザイ)」の魚丸スープは、心も体も温まる優しい味わいの一品です。毎日新鮮に手作りされた魚のすり身団子(魚丸)は、ぷりぷりとした食感が魅力で、ひと口かじると、魚の旨みがじゅわっと広がり、独特の風味が口いっぱいに広がります。あっさりとしたスープは、白ごま油(マーユー)やセロリ、ほんのり香る胡椒で程よく味付けされていて、シンプルながらもクセになる美味しさ。思わずスプーンが止まらなくなるスープです!
油蔥粿


台湾の伝統的な塩味スナック「油蔥粿(ヨウツォングオ)」は、米粉と大根を使って作られた小さな餅に、香ばしいフライドエシャロットと甘じょっぱい醤油ダレをかけていただく、九份でぜひ味わいたい一品です。「郵便局前 油蔥粿」は、昔ながらの正統派の味を守り続ける人気店。この油蔥粿の作り方はとても手間がかかっており、米漿を何層にも重ねて、香味油をかけながら丁寧に蒸し上げ、なんと5時間もかけて仕上げているんだそう。冷ましたあと、真っ白でもちもちの米餅の上にカリカリの揚げネギをたっぷりのせ、濃厚な醤油だれをかけて仕上げます。外は香ばしく中はやわらか、さらに熱々のビーフン(米粉)スープと一緒に食べれば、まさに絶品です!
九份に行ったら必ず買うべし!:ユニークなお土産&ショッピングガイド

九份老街は、まるで驚きが詰まった宝箱のような場所。地元ならではの文化と魅力が感じられる、個性的なお土産がたくさん見つかります。九份を訪れたら、ぜひチェックしておきたいおすすめのお土産をご紹介します!
手作り工芸品


九份を訪れたら、手作りの陶器は見逃せないお土産のひとつです!茶器やインテリア小物、さらには九份限定デザインの陶器まで揃っており、自分用にもプレゼントにもぴったりな、特別な記念品になること間違いなしです。
おすすめのお店:安達窯(アンダーヤオ)
茶器、食器、小皿、花瓶、そして可愛らしい陶器の飾りなど、品揃えが豊富。手作りの温かみやアートが好きな方には、きっとお気に入りの一品が見つかるはずです!
台湾のお茶製品


台湾のおいしいお茶を楽しむなら、東方美人茶や高山烏龍茶は外せません。地元ならではのお茶うけとして、梅の甘露煮(茶梅)やドライマンゴー、茶もちなどを一緒に味わうのもおすすめですよ。
おすすめのお店:華萱名茶(ファシュエンメイチャ)
看板商品は「高麗人参烏龍茶」。烏龍茶にアメリカ産の高麗人参を合わせて香ばしく焙煎しており、まろやかな口当たりと、ほんのり香る人参の風味が楽しめます。そのほか、阿里山高山茶や凍頂烏龍茶など、品質の高い茶葉も豊富に揃っており、自分用にも贈り物にもぴったりです。
ハンドメイド作品


九份は芸術的な雰囲気にあふれ、街のあちこちで思わず目を引くような手作りの工芸品に出会えます。アクセサリーからテキスタイルまで、どの作品にも地元の職人さんの創意と丁寧なこだわりが込められています。
おすすめのお店:陶笛丫志(タオディー・ヤージー)
こちらは陶笛奏者の游學志(ヨウ・シュエジー)さんが創設した専門店で、ティーカップやソーダボトルの形をしたユニークな陶笛など、遊び心あふれるデザインの作品がそろっています。とても個性的で、コレクションにもぴったりな九份らしいお土産です!
オーダーメイド書道アート


九份老街を訪れたら、「掌怪画廊(ジャングァイ・ギャラリー)」にもぜひ立ち寄ってみてください。書道と絵画を融合させたユニークなアート作品を鑑賞できます。こちらでは、オーダーメイドの「花鳥書法画」を取り扱っており、なんとアーティストのがその場で制作してくれるんです!花や草、昆虫、鳥などを使って文字の形を表現するこの作品は、まさに“字であり、絵でもある”という、東洋文化ならではの魅力が詰まった一枚です。国内外の観光客からも高く評価され、記念や贈り物にもぴったりのアート体験となっています。
台湾の伝統スイーツとお菓子


九份を訪れたら、地元ならではのお菓子をお土産に持ち帰るのも楽しみのひとつです!パッケージ入りの芋団子(芋圓)、ピーナッツキャンディー、さつまいもチップスなど、どれも贈り物にも自分用にもぴったりの逸品です。
おすすめのお店:
- 老珍香餅店(ラオジェンシャン ビンディエン):パイナップルケーキ、マンゴーケーキ、タロイモケーキ、緑豆ケーキなど、伝統的なお菓子を販売。どれも懐かしい味わいの中に、ほんの少しの工夫が感じられる一品です。
- 九金店(ジウジンディエン):こちらの「ハニカムケーキ」は、見た目はカップケーキ風ですが、中は蜂の巣のような細かい気泡が広がっていて、ふわっと広がる濃厚なハチミツの香りがたまりません。一度食べたらクセになる美味しさです!
九份観光のアドバイス:滞在はどのくらいがベスト?

九份への旅は、時間に合わせて柔軟にプランを立てられるのが魅力です。ここでは、滞在時間に応じたおすすめのモデルコースをご紹介します。
半日プラン
時間が限られている方にぴったり。九份老街とその周辺のスポットを中心に楽しめます。
- 九份老街:赤い提灯が彩る細い路地を歩きながら、ピーナッツアイスロールや芋団子、草もち(草仔粿)など、台湾ならではの名物グルメを味わえます。手作り雑貨やお茶のお土産探しも楽しいですよ。
- 阿妹茶樓:提灯が美しく灯る、九份を象徴する人気の茶館。山と海の絶景を眺めながら、ゆったりとお茶を楽しめます。
- 黄金の滝: 九份から車で少しの距離にある自然スポット。金色に輝く水が赤土の山肌を流れる、不思議で美しい景観です。
一日プラン
1日じっくり楽しみたい方向けの、九份とその周辺を満喫できるコースです。
朝
- 九份老街:朝早く訪れれば、人混みを避けてのんびり散策できます。地元の朝食を楽しんだり、隠れた名店を探したりするのもおすすめです。
- 昇平戯院:日本統治時代に建てられた歴史ある劇場。修復された館内では、九份の黄金時代を感じられる展示や昔の映画も楽しめます。
昼
- 黄金博物館(金瓜石):金鉱採掘の歴史や坑道の探検など、九份の産業と自然を学べるエコミュージアムです。
- 黄金の滝&陰陽海:大自然が生み出す不思議な風景は、特に写真好きにはたまらないスポットです。
午後
- 猴硐猫村:電車でアクセス可能な猫の楽園。たくさんの人懐っこい猫たちと触れ合え、猫モチーフのショップやカフェも楽しめます。
- 十分瀑布:別名「台湾のナイアガラ」とも呼ばれる壮大な滝。滝を囲む遊歩道も整備されており、自然を満喫できます。
夕方~夜
- 九份の夜景:夕暮れ時から提灯が灯され、石畳の路地がまるで童話の世界のように変身します。
お気に入りの茶館でゆっくりお茶を楽しんだり、ローカルレストランで夕食を味わったりして、旅の締めくくりをゆったり過ごしてはいかがですか?
台北で一番あたたかい「もうひとつの家」:Home Sweet Home Share House

九份の不思議な魅力を探しに行く予定ですか?それなら、台北にも“第二の我が家”を見つけてみませんか?Home Sweet Home Share House は、台北に暮らす国内外の旅人や新生活を始めたばかりの方にぴったりの温かみあるシェアハウスです。家具付きの個室、柔軟な契約条件、そして暮らしを支える共用設備がそろっており、初めての台北生活でも安心してスタートできます。ここはただの住まいではなく、世界中から集まった人たちとの出会いがある、コミュニティのような場所。友だちを作ったり、異文化交流を楽しんだりと、毎日が新しい発見の連続です。
当シェアハウスはMRT(地下鉄)や人気観光スポットへのアクセスも抜群。活気あふれる台北の街にすぐ溶け込める立地でありながら、家のようにリラックスできる心地よさを兼ね備えています。
台北から九份へのアクセス方法
台北から九份へのアクセスはとても簡単で、いくつかの便利な方法があります:
電車で行く
台北駅から区間車(普通列車)、莒光号または自強号(特急)に乗り、瑞芳(ルイファン)駅まで約40分。瑞芳駅に着いたら、駅前のバス停から788番、827番、または825番のバスで九份老街へ直行できます。
バスで行く
台北MRT「忠孝復興駅」(2番出口)から1062番の直行バスで九份へ。所要時間は約80分。また、松山駅からも同じ1062番バスでアクセス可能で、約1時間で到着します。※1062番バスは時刻表運行のため、事前にスケジュールを確認するのをおすすめします。
車・バイクで行く
台北駅から出発し、国道1号線→省道62号を経由して瑞芳方面へ。16番出口で高速を下り、県道102号線を使って九份老街へ向かいます。所要時間はおよそ1時間強です。※週末は駐車場が混雑しやすいので注意。駐車料金の目安は、車:1日NT$250、バイク:NT$50程度です。
貸切チャーターで行く
手間をかけずに快適に旅したい方には、KKDayやKlookで予約できる貸切チャーターがおすすめ。半日〜1日プランがあり、料金はNT$2,600から。乗用車やバンなど、人数やニーズに応じて車種が選べます。自分で行き先を決めるのも良し、運転手におすすめルートを提案してもらうのも◎。九份だけでなく、十分・猴硐(ホウトン)・金瓜石など周辺スポットをまとめて楽しみたい方にぴったりです。
九份の天気、どう準備する?

九份老街は山あいに位置しているため、天気が変わりやすいのが特徴です。訪れる前にしっかりと準備しておきましょう!以下は季節ごとの気候と服装の目安です。
春(3月~5月)
平均気温は15〜25℃。過ごしやすい気候ですが、にわか雨が降ることも。
おすすめの服装:薄手のジャケット、防水のアウター、折りたたみ傘を持参すると安心です。
夏(6月~8月)
気温は30℃を超えることもあり、湿度も高め。午後には雷雨が多く見られます。
おすすめの服装:通気性の良い服、日焼け止め、帽子、サングラス、折りたたみ傘を忘れずに。
秋(9月~11月)
気温は18〜26℃で、最も快適に過ごせる時期。空気も比較的乾燥していて、散策に最適です。
おすすめの服装:薄手の長袖や羽織りを持っておくと、夕方の涼しさにも対応できます。
冬(12月~2月)
気温は10℃前後まで下がることもあり、霧や小雨の日もあります。
おすすめの服装:防寒着(厚手のジャケット)、マフラー、防水アウターで冷えと湿気対策を。
九份宿泊のオススメ:夜の静けさと魔法のようなひとときを体験しよう
もう一泊して、九份の特別な魅力をじっくり味わってみませんか?九份には、さまざまな魅力的な宿泊施設がそろっており、予算やスタイルに合わせて選ぶことができます。日中の観光客の賑わいが落ち着いたあとは、赤い提灯に照らされた街並みが静かに輝き、まるで物語の世界にいるかのような時間が流れます。そんな“魔法のような夜”を過ごせるのは、宿泊者だけの特権です。ここからは、評価の高いおすすめの宿泊施設をご紹介します。
九份山城逸境 (Something Easy Inn)


この絶景が楽しめるブティック民宿は、どのお部屋からも雄大な山と海のパノラマビューを望むことができ、ゆったりとした空間でお茶を飲みながら、心身ともにリラックスできます。にぎやかな老街からも徒歩すぐの距離にあり、観光にもとても便利。お部屋にはお菓子が用意されているほか、24時間利用できるミニバーにはドリンクや軽食が揃っていて、心配りのあるサービスが旅行者から高く評価されています。快適さと利便性を兼ね備えた、九份での滞在にぴったりの宿泊先です。
予約サイト:Booking.com / Agoda
九份神隱之森 (Twilight Forest)


九份の山あいにひっそりと佇むこの木造の一軒家は、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の映画『恋恋風塵(風の丘を越えて)』にも登場したロケ地です。温かみのある木の質感に、スタイリッシュなインダストリアルテイストを取り入れた内装は、他では味わえない静けさと落ち着きを感じさせてくれます。この民宿は一日一組限定で宿泊を受け入れており、プライベートな時間と空間を大切にしたい方にぴったりです。天井まで届く大きな窓からは自然光がたっぷりと入り、室内にはドライフラワーや洗練されたデザインが散りばめられ、屋内にいながらも自然とつながっているような感覚を味わえます。都会の喧騒を離れ、心を解きほぐすのに最適な、特別なひとときを過ごせる宿です。
予約サイト:Booking.com / Trip.com
OwlStay 故事所 山中夢遊 (OwlStay Jiufen Wander)


九份老街の奥、徒歩わずか5分の場所にひっそりと佇むこの静かな民宿は、歴史ある住宅街の中に溶け込むように建っています。百年を超える石造りの壁やアンティーク家具が残されており、そこに現代的なデザインが調和し、懐かしさとスタイリッシュさが同居する独特の空間が広がります。
都市の喧騒から離れ、山あいの静けさに包まれながら、心穏やかな時間を過ごせる場所です。宿のオーナーと一緒に、あまり知られていない九份の“秘密の小道”を巡る散策ツアーも体験できます。美しい風景の中を歩きながら、この町が歩んできた過去と、今も息づく魅力をじっくりと感じてみてください。
予約サイト:Booking.com / Agoda
九份周辺の見どころ:十分、猴硐、そして金瓜石
九份は単なる観光地にとどまらず、周辺には十分や猴硐(ホウトン)といった魅力的なスポットが点在しています。どれもアクセスしやすく、それぞれに違った魅力があるので、ぜひあわせて訪れてみてください!
十分(シーフェン)

十分は、ノスタルジックな鉄道風景と自然が融合する、どこか懐かしくも特別な場所です。十分老街を散策すれば、線路沿いの町並みに触れながら、天燈(ランタン)上げ体験やローカルグルメが楽しめます。また、「台湾のミニ・ナイアガラ」と称される壮大な十分瀑布も見逃せません。自然に囲まれた静安吊橋を渡りながら、緑あふれる景色に癒されましょう。
アクセス方法
- バス+鉄道:九份から1062番バスで瑞芳駅へ。そこから平渓線に乗り換えて十分駅で下車します。道中の景色も美しく、移動自体が旅の楽しみに。
- 車:県道102号線を瑞芳方面へ進み、案内に従って十分へ。所要時間は約40分。
猴硐(ホウトン)


かつて鉱業で栄えた猴硐は、今では“猫の村”として有名な猴硐猫村として知られています。町を歩けば、レトロな建物や猫をモチーフにした装飾の間を、気ままな猫たちがのんびりと歩いています。猴硐炭鉱博物園区では台湾の炭鉱の歴史を学べ、遊歩道では自然も満喫できます。猴硐駅もぜひ訪れてみてください。基隆川を望む景色と、猫をテーマにした駅のデザインが印象的です。
アクセス方法
- バス+鉄道:九份から1062番または788番バスで瑞芳駅へ。そこから台鉄に乗り換えて猴硐駅で下車します。短時間でアクセス可能です。
- 車:県道102号線と省道62号線を経由して約30分。週末は駐車場が混みやすいため、早めの到着がおすすめです。
金瓜石(ジンクアシー)

金瓜石は、歴史と自然の美しさが融合するスポットで、文化探訪や冒険が好きな方におすすめです。まずは黄金博物館へ。台湾の金鉱の歴史を知ることができ、重さ220kgもの巨大な金塊に触れることも可能です。その後は、鉱物の影響で金色に染まる黄金の滝や、金色の川と青い海が交わる幻想的な陰陽海へ足を延ばしましょう。どちらも息をのむ美しさですよ。
アクセス方法
- バス:九份老街から788、827、825番バスで約10〜15分。
- 車:九份から県道102号線で約10分。人気観光地なので、駐車場の確保は早めがおすすめです。
九份に行くのはオススメ?

もちろんです!九份は観光地でありながら、台湾の歴史や文化を深く感じられる旅のハイライトともいえる場所です。金鉱の面影を残す歴史、美味しいストリートフード、息をのむような絶景──そして、夜になると灯る赤い提灯が作り出す幻想的な街並み。この町を歩けば、あちこちに手作りの工芸品が並び、昼と夜で異なる顔を見せてくれます。
台北からわずか1時間の距離で、これほど濃厚な台湾体験ができる場所はなかなかありません。歴史が好きな方も、食を楽しみたい方も、絶景に癒されたい方も──九份は、きっと心に残る思い出を届けてくれるはずです。
台北で一番あたたかい「もうひとつの家」:Home Sweet Home Share House

九份の魅力を探しに来ませんか?それなら、台北をあなたの“第二の家”にしてみましょう!
Home Sweet Home Share House は、家具完備・柔軟な契約プラン・充実した共用設備がそろった快適なシェアハウスです。ここはただの滞在先ではなく、世界中の仲間と出会える温かなコミュニティ空間でもあります。台北市内に複数の拠点を持ち、MRT(地下鉄)や人気観光地にもアクセス抜群。自分のペースで暮らしながら、台北のエネルギッシュなカルチャーに自然と溶け込めますよ。

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